天下の奇祭「鬼祭り」の裃

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毎年2月10日・11日に行われる 豊橋市の安久美神戸神明社の天下の奇祭「鬼祭」で使われる衣装、裃を縫製しました。

 

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裃は肩衣と袴を合わせて裃といいます。明治時代になってから、裃から紋付き羽織袴が正式礼装となりました。
昔は肩衣の形をかっこよくピンと張らせるため、布端に鯨の鬚を入れたそうです。今回は、お祭り用なので、事故が起きないように裏側に布を貼ってあります。
中の黄色のきものの下には、防寒のため服を着込みますので、少々大きめに作ります。袴は行燈(スカート式)です。
激しいお祭りなのでミシンでしっかりと縫いました。天狗の紋は、縫製した後に、入れられます。

このお祭りが過ぎると、豊橋市にはようやく春が訪れます。