胴裏地について

袷衣着物仕立て上がりの善し悪しを決めるのは、胴裏地と言っても過言ではありません。

胴裏地は、様々な厚みや織り方など市販されていますが、一定の長さ(面積)で重みがどれくらいあるかという表示がされており、中には糊を含ませて織り、重さの水増しをしている粗悪品もあります。触って比べてみるとパリッとしていて、しなやかさがありません。

私どもでは、信頼している群馬県にある会社より取り寄せ、糊を含まない水のみで織った胴裏を永年使用しています。一般の胴裏地よりちょっと厚めで、しなやかです。しっかりと地のし(仕立て前に生地が狂わないようにアイロンをかけること)をしていますが、縮みが少なく、表生地ともしっくり仕立てることができます。

◆正絹胴裏地等の価格(税別)

普通袖着物の場合

10,000円程度

振袖用の場合

12,000円程度

袷長襦袢の裏地

6,000円~

居敷当て

2,000円程度

比翼地

15,000円~

男物裏地(正絹)

18,000円~

男物裏地(綿)

10,000円~

男物袖口布

1,300円~

着物用居敷当て(単衣の場合に付けます:裾から腰)

正絹2,000円  化繊1,400円

2016年3月29日 | カテゴリー : 取り扱い品 | 投稿者 : 和裁屋