大谷翔平選手寄贈のグローブ

和服とは、全然関係ありませんが、大谷翔平選手寄贈のグローブが1月9日まで豊橋市市役所に展示されてています!

東日新聞によりますと、

豊橋市教育委員会は26日、米大リーグ・ドジャースに移籍した大谷翔平選手からグラブ159個が届いたと発表した。このうちの3個を27日から市役所本庁舎で展示する。大谷選手は、全国の小学校にグラブを3個ずつ寄贈している。市教委によると、グラブは25日に到着。「野球しようぜ」と書かれた写真付きのメッセージカードも添えられていた。市内52校と、くすのき特別支援学校に各3個(右利き2個、左利き1個)を配布する。3学期が始まる来年1月9日以降、各校で児童が使えるようにする。注目度の高いグラブを市民にも見てもらおうと、市教委は学校の冬休み期間を利用し、1校分の3個とメッセージカ―ドを市役所東館1階の名産品コーナーに、年末年始の休み(29日~1月3日)を除き1月9日まで展示する。種井直樹教育部長は「大谷選手の気持ちをくんで、子どもたちが各校で使えるようにしたい」と話した。

と、報道しています。

お近くの方は、是非見に来て下さい!

2024年1月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 和裁屋

帯について③(袋帯について)

今回は、袋帯についてです。元々の原型は丸帯で、腹合わせ帯(鯨帯・中合わせ帯・昼夜帯)となり、時を経て袋帯となりました。締め方は、前(胴)は幅を二つ折りにして二重巻き、お太鼓結びでは二重太鼓で、他には振袖などに変わり結びができます。

売られている多くの袋帯は表裏の耳端縫いをしてあり、幅は30~32cm、仕立て上がりの長さは4.2~4.5m位でしょうか。昔、袋帯の長さは1丈1尺(=4.2m)と言っていましたが、近年、振袖には変わり結びをするためや、ふくよかな方にも対応するため、少々長くなり、出来上がり4.5m位の帯も珍しくはありません。

◆柄の種類

袋帯の柄位置によって大きく3種類に分かれます。※仕立て前の状態です。

・全通柄(ぜんつうがら)

端から端まで帯全体に柄があります。

・六通柄(ろくつうがら)

お太鼓から胴に巻く部分と、手先に柄があり、約6割の部分に柄があるもの。

・ポイント柄

お太鼓と胴に特徴的な柄があるもの。

◆端の縫い方

売られている袋帯は、表生地と裏生地の耳端が合わせて縫ってあるものがほとんどです。その縫い方は3種類で、1つ目は裏側から縫い合わせてあるもの。

袋帯 端縫い

2つ目は出来上がりをジグザグに縫ってあるもの。

袋帯 ジグザグミシン

3つ目は数が少ないですが、縫い目のない本袋帯です。

紗 本袋帯(縫い目無し)

1つ目と2つ目の縫い方で、どれが正式ですか?と質問がありましたが、私の知る限りどれが正式ということはありません。一つ言えることはジグザグミシンの場合、お稽古とか、頻繁に使われる帯の場合、表に糸が出ていますのでお太鼓やお腹に巻くあたりとか、よく触る同じ箇所がすれて糸が弱くなりほころぶ可能性はあります。

袋帯の擦れ

2024年1月5日 | カテゴリー : | 投稿者 : 和裁屋