和服姿を思い浮かべると、帯の役割は結構重要であることが分かります。きものを留めるベルトの役割以外に、柄や色目によっては小粋に見えたり、締まって見えたり、女性は腰高に帯を締めるので、すらっとした感じに見えます。もし、ただの紐だったら、きものともマッチしませんし、和装のイメージとしてかけ離れたものになってしまいます。
![](https://wasaiya.com/wp/wp-content/uploads/2023/07/2533f219223dcba7ef4cdc618e7d2f11-186x300.jpg)
帯と言えば、まずは袋帯でしょうか。織物が主流で錦織や唐織りなど、金糸銀糸を使った豪華なものもあります。結婚式など格式が高い組み合わせは「染めのきものと織りの帯」といわれ留袖や訪問着・振袖などに合わせて袋帯は締められます。
![](https://wasaiya.com/wp/wp-content/uploads/2015/11/P1060834-220x300.jpg)
次によく締められるのは、名古屋帯でしょうか。袋帯より格式は下がりますが、塩瀬羽二重や縮緬に柄を染めたものや、柄を織ったもの、刺繍を施したものなどもあります。ちょっとしたお出かけなどの街着・遊び着には、紬や小紋・無地のきものに名古屋帯を合わせます。
![](https://wasaiya.com/wp/wp-content/uploads/2023/07/798a0f821d5d4cb55af8acc4d953e617-228x300.jpg)
袋帯・名古屋帯以外には、丸帯、子供用帯、八寸名古屋帯(袋名古屋:綴帯などのかがり帯)、半幅帯、角帯、兵児帯などがあり、名古屋帯の形を変えた仕立て方では開名古屋帯、松葉仕立て、京袋帯、二重太鼓トンネル仕立て、作り帯や付け帯(切り帯)などがあります。
![](https://wasaiya.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/e46aa59db2289e5bb1bd05061e2b9be2-300x94.jpg)